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オーディオは宗教ではない、生き方の指針だ 門松を爆破せよ
Posted by - 2017.10.17,Tue
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Posted by Siina daioujou - 2011.09.16,Fri

KISIDA SLAYER

「ライブオン・ポップセンス ネオヒロシマデナイト」

(これまでのあらすじ)
全国ツアーライブという強行軍を
カチグミエンタテイメント社から強要された
キシダ・ハヤッピ・サムライテツ・ミッチャン・イチゴの五人は
ナゴヤミソカツシティ公演を観客の死傷者を
5人以下に留めることに成功し
この成功を次なる会場のある
ネオヒロシマでも完遂すべく、道を急ぐのであった


新幹線が荒れ果てたマウンテンシャドーラインを駆け抜ける
その中のVIP席にキシダツアーの姿、ネオヒロシマ公演に向けて
遅刻気味の日程で進むキシダチャーチの面々である

VIPシートに身をうずめたハヤッピの携帯無線機が
突如電子ネコボイスでメールの受信を告げる
ネオヒロシマに住まうフレンドニンジャから迎えの連絡だ

<<リキシャー乗り場に長居 カツアゲ 到着まで待機せよ>>

いきなりの暗黒めいた恐るべき世界の発露を垣間見つつ
新幹線の電子マイコ音声がネオヒロシマへの到着を告げた


ネオヒロシマは広大なセトウチ・シーを埋め立て
数え切れないリバーにはさまれた
三角州の上に作られた砂上の要害である
かつて平安時代にはヤバイ級戦国武将 毛利元就の本拠地であり
現在もその中心部には改築された
ネオヒロシマダイミョキャッスルが禍々しい漢字サーチライトに照らされ
その威容を今日に伝えている
現在も戦闘に使うために整備されているのだ

ダイミョキャッスルが今尚現役で使用されていることから判るとおり
バトルヤクザクランの乱立するネオヒロシマの危険度は
他のエリアの比ではない
ツアーに組み込まれていることを知ったサムライテツは
その場で失禁したほどである

実際新幹線から降り立った瞬間
キシダチャーチの前に立ちはだかったのは
新幹線昇降口をハードに固めるネオヒロシマガードのSPだ
他エリア民が警戒区域を一歩でも出れば末路は1つしかないため
ネオヒロシマ治安局が観光客の立ち入るエリアに
多数のガードを放っている

これはネオヒロシマデッカーがヤクザクランと癒着し
治安維持機構として一切の効力を失っていることの証明でもあった
市民にとってマッポとは制服を着たヤクザなのである



不安げにネオヒロシマの地に降り立った一行は指定された場所に向かう
そこにはすでに威圧感を放つ銀色の武装乗用車が待機しており
その隣には見覚えのある男の姿があった、オーディオニンジャである

「ドーモ、キシダチャーチサン トヨタスレイヤーデス」

「ドーモ、トヨタサン キシダチャーチデス」

同時にオジギしアイサツを終えるとトヨタスレイヤーは車へと促した

「手早く乗れ、ここは警戒区域の端だ」
「そこの道を越えてからは命の保障はできんぞ」

なんというマッポー的世界観!!
ネオヒロシマ最大の駅の向かいの道を越えた段階で
すでにヤクザクランのジムショが見えるのだ
無知な羊はすぐさまカツアゲである

「トヨタサン この武装乗用車は思ったよりも小さい 荷物は大丈夫か」

ギターや衣服といった大荷物を抱えた
キシダの不安げな質問は正しかった
銀色の威圧感を漂わせるそのボディからは
人間が4人と装備一式を入れるには
いささか室内が狭すぎた、それもそのはずである
武装乗用車のベース車両はヘル・トヨタ社のデス・ブレイドだ
カロラ級の小型ボディに
巨大な大型車用エンジンを載せたモンスターファミリーカーである

「無論このままではのらない、だから乗せるようにする」

そういうとトヨタスレイヤーは
突如キシダの180センチある巨体を折りたたみ始めた!!

「ア、アイエエエッ!!」

キシダを座禅めいた姿勢に折りたたむと
おもむろにパッセンジャーシートに押し込み
荷物をキシダの上から圧縮しシートを前に倒してキシダを固定する!!
ファミリーカーとしての想像を超えた恐るべき行為を前に
サムライテツは即座に失禁!!

そのままの流れで気絶したサムライテツを同様の姿勢へ折りたたむと
ギターケースと荷物を拷問めいた体勢で彼の上に置き
その空いたスペースにハヤッピを滑り込ませた
脆弱な肉体をもつハヤッピを気づかったトヨタスレイヤーなりの親切だ

そして4人と荷物の重量をものともせず
武装乗用車デス・ブレイドは発進

格納された3人にトヨタスレイヤーは告げた

「このデス・ブレイドはネオヒロシマ最速の武装乗用車だ」
「たとえモヒカンに襲われようと余裕でふりきれる」
「狭く、いささか持て成しの心が足りていないが命の危険にはかえられまい」
「ネオヒロシマ滞在する間、このデス・ブレイドがお前たちのハイヤーだ」

おもむろにトヨタスレイヤーが天井のスイッチを押すと
小型の隠し扉が開いた、その中にあるのは小型のシュライン!!
このデス・ブレイドは規模は
小さいながらも武装霊柩車としても機能するのだ

「見ての通り武装霊柩車でもある」
「お前達がうっかり死体に変わっても、乗せられるのはこの車になる」
「広々した武装霊柩車で天国へドライブしたいなら夜は出歩かないことだ」

全員が恐るべきネオヒロシマの闇を垣間見 血の気が引くのと
デス・ブレイドが警戒危険区域ギリギリの場所
ネオヒロシマ最大の歓楽街
ナガレカワに到着したのは同時であった

よりにもよって最も危険なエリアのすぐ横に彼らのホテルはあるのだ
すぐ傍に護衛代わりのフレンドニンジャ
オールドブックの自宅があることが
辛うじてキシダチャーチメンバーの命脈を保つこととなっていた

かのニンジャ、オールドブックが暗がりから
ライブ会場移動中のキシダチャーチを護衛するのだ
その必要があるほどにナガレカワは危険に満ちた場所だ

彼らのネオヒロシマライブの前途は入国からすでに多難であった


「ライブオン・ポップセンス ネオヒロシマデナイト」#1 終わり


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