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オーディオは宗教ではない、生き方の指針だ 門松を爆破せよ
Posted by - 2017.10.17,Tue
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Posted by Siina daioujou - 2010.08.26,Thu
趣味は人の生をより輝かせるものだという
だがそれは本当の深みを知らぬ者の戯言にすぎない
輝く程度で済んでいるものが、趣味であろう筈が無いからだ

光届かぬ深遠の地獄こそが本当の趣味、オーディオはその最たる例の一つである



孤独のオーディオ 2話




エロ・ゲーの洗礼を受けることで
オ・タクーの道へ足を踏み入れたト・ヨブレだったが
そのゲームチョイスは異彩を放っていたといわざる終えない

18の男児ともあれば、己の若き欲望を解き放つべく
エロ・ゲーらしいものを選ぶのが通例
しかし彼が欲するところは主題歌およびゲーム中の音楽にある
現代でいうところの葉鍵に傾倒していくのは避けられぬ道であったろう

そんな中、卓上スピーカーを小さなサブウーハーのついた
「サウンドブラスター」に代替することで
ト・ヨブレの音楽を聞くことへの情熱は楽曲収集に移っていた



「ト・ヨブレ、お前が欲しがっていた葉のサウンドコレクションだ」

おおこれは確かに、卿(けい)を正に盟友と呼ばざるおえない

「たやすいことだ・・・そこでなト・ヨブレ 話があるのだ」

これの礼もある それなりの対価を用意できるつもりだ、言ってくれ

「共に来てほしい所がある、コミケというものを知っているか?」



年2回のお祭り騒ぎの存在を知ったのは18の夏のこと

色欲浄化の魔道書エロ・ドウジンを大量に確保するため、
己の分身として助けが欲しいという悪友の話だったが
ト・ヨブレの心を騒がしたのは音楽CDが大量に出品されている、ということだ

あわよくばプレイ中のMMORPG「黄昏」の
できればポニテプリのエロ・ドウジンがないかという欲望も秘め
某日、帝都へ向かう決意をしたのだった


そこであるCDと出会うこととなった、その名は「町田」
アトラクナクアのCDを逃したト・ヨブレが
やむなく手にとったそれを帰宅し再生したとき
不思議な感覚が芽生えたのである



妙だ、TU★TA★YAで借りるCDとはまるで違う感覚 歌ではない これは一体?
最後のこの曲、なんという澄んだ べるめい 一体何者だ



するとどうか
それまで満足していた筈の小型サブウーハーが唸るような空気を吐き出す音に

ト・ヨブレは瞬間的に耐えられなくなった


サブウーハーというものは本来卓上に置くような物ではない

低音・極低音を至近距離で発生させれば音楽としてのバランスを欠くのは当然である
小型であるがゆえに卓上におけてしまったことが
ト・ヨブレのその後の機材選択に大きく作用した
サブウーハーという存在が過剰に低音を発生させる邪魔者であると認識したからだ


足りない音域を補うという思想からすれば決して間違いとはいえない

しかし・・・ステレオオーディオという視点から見れば
サブウーハー排除は、ただ一つの回答であり
AV(オーディオビジュアル)に多い低音主義に染まらなかったのは
後のことを考えればとても大きな事件だったといえるだろう

事実、オーオタ修行の通過点の一つでもある
「多スピーカー主義」はAVへ流れてしまう原因の一つ
その存在の是非が常に問われるものであることには違いない



かくして、再び再生するものとしてのスピーカーに不満を得たト・ヨブレだったが
それなりに高いPCオーディオを買っていたことが彼の疑問を増幅した

店にあった最高額に近いスピーカーを用意したのにも関わらず
ということが納得できないのだ



こんなことでは、しかし高いPCスピーカーはサブウーハーがついてるものしかない
一体何にしたらいいんだ、イヤホンは長時間つけられない

CDRに焼いてウォークマンで聞かなくてはいけないのか・・・

CDに焼いて・・・ そうだ CDだ 親のコンポで聞けるじゃないか

あれはたしか壊れていた筈だし
自分で買えば良い、ゴミ屋にミニコンポとかいうのが一杯あった あれがよい



思いがけぬ発見から、リサイクル屋に並べてあった
「CDを入れる物とスピーカーが一緒になっている物」の存在を思い出したト・ヨブレ

それが、とても大きな一歩であることを知るのは数年後の話である




用語解説

多スピーカー主義

音声発生体であるスピーカーを
複数同時に可動させることで感じる臨場感を至上とする思想

AV(オーディオビジュアル)の複数チャンネル再生もこれに該当する
AVの本来の意義は映画などの映像と連動した音声再生に威力を発揮するものであって
本来音楽のそれを鑑賞するためのものではないため、オーディオと区別がされている

オーディオ修行におけるこれを指す場合多チャンネルではなく
「ステレオチャンネル」を無理やり2個以上のスピーカーで再生する行為のこと

アンプに大きな負荷を与えるばかりか
スピーカー1個づつの駆動力も大幅に低下するため
音質的には非常に大きなマイナスしかもたらさない

臨場感に飲まれず
音そのものの音質が悪いことに自ら気づくことがオーオタへの第一歩
明確に成果が判りやすい修行のため、オーオタ育成時にはよく見られる光景である


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Comments
無題
Boseのシステムにサブウーファー付けて迫力楽しんでる時期あったわー。1系統SP出力だったのを二股にして無理やり(しょっちゅう保護回路が働いて不審には思ってた)。部屋をシンプルにしたくてふとサブウーファー外したらかえって音が良くなった、不思議体験だった。高校生の頃の話。
Posted by TAQ - 2010.08.27,Fri 01:40:25 / Edit
無題
多スピーカーの欠点がよく理解できていなかったがそういうことか。
また一つ勉強になった
Posted by mikaku - 2010.08.27,Fri 18:50:45 / Edit
返信
> taq
まさにオーオタの修行を行っていたたくろうに隙はなかった
これまでの異様にスムーズなオーオタ進化には
それなりの下地があったということがよくわかるハイスクールライフ

>mikaku
AVにおける多スピーカーはAVアンプの性能あってのものでミニコンの出力でこれをすると音は死ぬ
機材には必ず許容できる限界の出力があるということ
Posted by siina - 2010.08.28,Sat 00:28:34 / Edit
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広島某所在住、オーディオを趣味とする
部屋が音聞く・寝る以外の行為不能
ゴミ箱があれば部屋としての面目は立つ
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